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相続土地国庫帰属制度:自分で申請してみた(3) [相続土地国庫帰属制度]

(つづき)

<自分で申請してみて>
 うちの場合、
  ・相続後もきちんと登記されており、所有者の現住所とも登記内容が一致している。
  ・区画整理地
  ・境界がはっきりしている(杭あり。ブロック塀あり)
  ・チェック項目に引っかかる要件がなさそう
 と、比較的申請するには簡単な土地なんだと思います。

 ただ難易度高めのチェック項目が多数あるため
 申請できそうな方はうちみたいな簡単な土地であることが多いのでは?

 多少知識のある妹にもずいぶん助けてもらいましたが
 この内容だったら自分で申請するのもそんなに難しくないかなーというのが正直な感想です。

 法務局の相談で申請できそうな土地か、なども答えてもらえますし
 書類もちゃんとチェックしてもらえるので、
 まずは自分でチャレンジしてみてもいいのではないかと思います。

 (代理申請に支払う20万円+αは大きいからねー。
  まずは自分でやってみて、どうしてもダメなら代理申請をお願いするのも手かと)

 土地が売れれば国庫帰属に申請しなくていいので、それが一番いいんですけどね…。

あとは無事許可が下りることを祈るのみ…。
ちなみに審査には半年~1年程度かかるそうです。

ざっくり書いてみましたが、どなたかの参考になれば幸いです。


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相続土地国庫帰属制度:自分で申請してみた(2) [相続土地国庫帰属制度]

(つづき)

書類が準備できたら…

<相談予約を取る>
 相談は対面相談、電話相談ともに事前予約制です。
 法務局の予約ページから
 「相続土地国庫帰属制度」の相談予約を取りましょう。

 ちなみに、各県の本局でしか相談は受け付けていないのでご注意を。
 (しかも結構予約が埋まってて取るのが大変。(他県ではそうでもないみたいでしたが。)
  どこかの事務所さんが予約全部押さえているのでは?と思うくらいなかなか空いてませんでした。)


<対面相談>
 私は申請書、提出書類を一式揃えて居住地の法務局本局まで行き、対面相談をお願いしました。
 目的は、作成した書類をひととおりチェックしていただくのと、不明点を確認すること。

 自分用と、法務局の相談担当さん用それぞれ一式ずつ書類を準備。
 不明点はマーカーなどをひいて、担当者さんがわかるようにしておきました。
 
 相談を受ける際は、相談用チェックシート、相談票への記入も必要ですので、
 書類一式と一緒にこれらも持参してください。

 相談時間は30分。
 法務局の担当さん、ド素人の私にもものすごーく親切、丁寧に対応してくれて
 申請書と添付書類の記載内容に間違いがないか、一つずつ確認してくれました。

 相談用に持参した書類は返却してもらう必要がなかったので、
 担当さんにお渡しして帰ってきたのですが、書類を渡せたおかげで
 申請する土地の法務局の方に連絡してこの内容で申請OKか、
 本提出前に確認していただけました。

 なので、相談担当者さんに渡す分の資料も一式準備してから相談に行く方がおすすめです。
 (居住地と申請地の県が異なる場合は特に)

<本提出>
 申請OKのご連絡がいただけたので、いよいよ提出です。
 相談時に指摘を受けた箇所を修正して、提出書類完成!

 宛先は申請地法務局の本局。(居住地本局ではないので注意!)

 以下を入れてレターパックプラスで郵送(中身欄には国庫帰属申請書在中と記載)
 ・申請書
 ・必須資料
 ・任意提出資料
 ・実印押印(申請書内)
 ・収入印紙貼り付け(←割印はしないこと!)(申請書内)
 ・受付証返信用封筒(切手貼付、宛先記入)


(つづく)


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相続土地国庫帰属制度:自分で申請してみた(1) [相続土地国庫帰属制度]

そんなわけで昨年9月ごろから法務局のHPをちょくちょくチェックしていました。

ド素人なもので、必要書類に書かれている名前を見てもどんな書類なのかさっぱり…。
代理申請は可能なのか調べてみたところ
代理申請できるのは弁護士、行政書士、司法書士さんのみで、
相場はだいたい
申請1件につき20万円、法務局への相談時は別途費用がかかる となかなかいいお値段。

これに加えて許可されたら20万円と審査料がかかるわけで…。
そんなにお金ない[もうやだ~(悲しい顔)]


妹が測量会社で働いているので自分で申請できないか聞いてみたところ
「できそうな気がする」というので、代理申請は依頼せず、
妹に教えてもらいながら自分で申請してみることにしました。


まずは、法務局に行って、
【相続土地国庫帰属制度のご案内】という黄色い冊子をもらってきましょう。
(法務局HPにもPDFがあります。)
ここに、申請書の書き方、必要書類が記載されています。


<申請書>
 ・法務局HPから申請書をDLして作成。(Wordまたは手書き)
  不明なところは相談時に確認しましょう。
  ちなみに、うちは書類により申請地の所在がビミョーに違っていたのですが、
  【登記簿の所在、地番を記載するように】と言われました。

  あと、申請書フォーマットのレイアウトがいまひとつとしか思えないのですが、
  【本文中】の一番上にページ番号が記入されています。
  このため、任意提出その他欄などにたくさん記入すると、ページ区切りとページ番号がずれていく…[たらーっ(汗)]
  (なぜページ番号をヘッダーかフッダーに入れないのかナゾなのですが…)

  ページ区切りとページ番号がずれるのは好ましくないそうなので
  ページ内の改行を削るとかして、ページ区切りとページ番号がずれないように頑張りましょう。


<用意したもの>
 ・カラー杭(ホームセンターで購入。4本で1500円くらいだったかな)
  雑草で埋もれる可能性があったのでなるべく長めのものにしました。
  境界部分にコンクリート杭がありましたが、目立つようにカラー杭を横に打ち込みました。

 ・現地写真
  ①土地の形状がわかるような写真(遠景、近景)
  ②境界がわかるような写真(カラー杭とコンクリート杭両方を入れた写真)

  ①②いずれもスキャンして見本のように境界線を記入。
  必須書類(2)(3)の書類として使用。

  朝6時に家を出て、3時間かけて写真を撮りに行きました…[あせあせ(飛び散る汗)]

 ・公図(登記簿付図をスキャンして加工)
  該当土地部分を赤枠で囲い、境界①~④を入力。
  必須書類(1)の土地の位置、範囲がわかるようにするための書類として使用。

 ・登記簿全部事項証明書(法務局かネットで取得)
  相続したことが記載されているため任意書類として提出

 ・固定資産税評価証明書(土地がある市役所で取得)
  任意書類ですができれば添付してほしいと言われたため添付。
  私が申請する土地の市役所ではネットや郵送では取得できないと言われました。

 ・印鑑証明書(居住地の市役所などで取得)

 ・土地購入時にもらった手持ちの図面などのコピー

--- ここまで揃えると申請書と提出書類が作成できるので作成してみましょう。 ---
(土地の状況により必要書類が変わる可能性があります。上記はあくまでも一例ということで)

--- 以下は提出までに準備 ---

 ・収入印紙:14000円(審査料)(法務局か郵便局で購入)
  コンビニでは買えないので注意してね。
  対面相談を受けるなら、法務局訪問時に購入してしまうのがおすすめ。

 ・レターパックプラス(赤)
 ・返信用封筒
 ・切手(84円)
  直接当該土地の法務局に提出する方は不要ですが、
  遠方のため郵送で提出する場合はこれらが必要になります。
  レターパックプラスでなくても書留でもOK。
  返信用封筒は受付証の返送のため。
  封筒に自分の住所、名前を記載し、切手を貼って提出書類と一緒に送る。


(つづく)
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相続土地国庫帰属制度:売ればいいのにっていうけど… [相続土地国庫帰属制度]

昨日から施行された新しい法律:相続土地国庫帰属制度

相続した不要な土地を、お金を払って国に引き取ってもらう制度です。

法務局HP https://www.moj.go.jp/MINJI/minji05_00454.html

詳細は法務局のHPを見てほしいのですが、条件は結構厳しくて、
 ・相続または遺贈により入手した土地であること
 ・建物がないこと
 ・境界がはっきりしていること
 ・崖などがないこと
 ・地上、地中に何か埋まっていないこと
 ・担保権が設定されていないこと
 ・係争地ではないこと
 ・道路などとして使用されていないこと
 ・共有地は共有者全員の同意が必要なこと
などなど20項目ぐらいチェック項目があります。

そしてタダで引き取ってくれるわけではなく、
 ・審査料(1通) 14000円
 ・10年分の管理費用に相当する20万円(地目による)
を支払う必要あり。

Twitterとか見てると、
こんなに条件厳しくてお金払わなきゃいけないぐらいなら売ればいいのに…
こんな制度使わないよねーっていう人が多いみたいですが。

売りたいけど売れないんです!

母から相続した北関東の土地。
もともとは母が叔父(母の弟)に頼まれて、私が生まれる前に購入したもの。
(弟の友達が不動産屋さんだったらしい)

私達子供が成長する頃にはその土地も、もう少し栄えているだろうから、
老後は夫婦ふたりでそこで暮らすつもりで購入したらしいのですが、
今の家を2世帯にしてしまったので全く使い道がなく…。

私が半分相続したのち、地元の不動産会社に買取してもらえないか問い合わせてみたものの、
「そこは土地が余っている状態で売れないので…」と断られ。

仲介で掲載されている同地域の物件も何年も掲載されたままで買い手がついている気配なし。

まぁそりゃそうだよね。
最寄り駅から徒歩1時間。
小学校、中学校まで徒歩40分。
不便すぎる[あせあせ(飛び散る汗)]
分譲地ですが50年以上経った今でも半分ぐらい空き地のままになってるような土地です。

ご近所さんにご迷惑をお掛けするわけにもいかないため、
ネットで探した地元の造園業者さんに草刈りをお願いしており
固定資産税と草刈りで出費になるばかり。

うちには跡継ぎもいないため、この土地をどうしようかホントに困ってました。

私はこの法律の施行を数年前から願っていたひとり。
ようやく施行されたのでさっそく申請してみました。

(つづく)
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マッサージチェア リアルプロ分解・処分 [家事・掃除]

生前母が購入したマッサージチェア、
パナソニック リアルプロ EP2115

電源は入るもののすぐ止まってしまい、
長らくただのソファー状態。

今日食洗機の点検に来ていた
パナソニックの方がマッサージチェアも修理できる
ということで少し見て頂いたのですが、

クラッチ部分が壊れていて、もみ玉が動いていないため停止してしまう。
ただし保守部品の提供は既に終了している

とのこと。

半階(階段5段)上の部屋に設置されているし、
63kgもあるので家の外にも出せない[ふらふら]

不用品回収業者に頼むと15000円くらいしそう…。

どうしようか[がく~(落胆した顔)]と途方にくれていましたが、
運び出しさえできれば市の粗大ゴミ処分場へ持っていけるかも、
と思い、一念発起して自力で分解してみることにしました。


使った工具)
・プラスドライバー
・マイナスドライバー
・トルクレンチ
・六角棒スパナ
・よく切れるハサミ
・ニッパー
・ラジオペンチ

外したもの)
・背もたれのクッションと枕。
・操作器(電源コードは切らない)
・マイナスイオンユニット
・ひじ掛け
・座面のクッション
・脚のせ台 ←これがいちばん大変
・背面のプラスチックカバー

20210112_1754_33431.jpg

底面にあるモーター等も分解しようと
思っていたのですが、
ここまで外したところで父が、

「このサイズなら運び出せるので、
これ以上分解しなくていい。
あんまり小さく分解すると粗大ゴミ場で
細かく分別するように言われる」

というので、これ以上は分解しないことに。


運び出す際に、

リクライニングをいちばん後ろまで倒し、
マッサージチェアを横向きにする

のが最も幅が小さくなるため、
散々バラしたあとでダメかもー[ふらふら]と思いながら
電源を入れてみたら…。

いちばん後ろまでリクライニングできました[exclamation×2]

70歳オーバーの父と、
アラフィフの女ふたりで
階段ありの家から運び出し、
ハスラーの荷台に乗せることができたので、
粗大ゴミ場へ持っていって無事処分できました[わーい(嬉しい顔)]

作業時間: 1時間30分
処分重量: 60kg
処分費用: 1140円

長年の懸念事項が1つ解消されてスッキリ[グッド(上向き矢印)]

解体中の写真撮っておけば良かったです…[たらーっ(汗)]
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