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リーガルハイSPを見たけれど… [ひとりごと]

錦織くんのツアーファイナルやらフェデラーのデビスカップ決勝など
見たい番組がたくさんありすぎた先週だったけれど、
リーガルハイSPも絶対に見逃せぬということで、
録画しておいたものを昨日視聴しました。

リーガルハイは大好きなんだけど…。

まるで うちの母のことを言っているんじゃ? と思うぐらいそっくりな話。

なにより母が間質性肺炎の急性憎悪を起こしたのも
「臨床試験対象の薬の副作用の可能性が捨てきれない」
と先生から言われたわけで。
そして亡くなった後、今後の病気解明の役に立つように
母は自分の体を病理解剖に提供したしね。

うちの場合、先生からはちゃんと薬の説明書をもらい、
口頭でも母に2回、私達にも1回説明があって
薬の危険性については十分すぎるぐらい説明を受けていたのね。
(まあ感染症の可能性があがるという話がメインで、
 間質性肺炎については説明はなかったけれど、
 書類には確かに間質性肺炎という副作用も書いてあった)
何より母が説明を聞き、自分で薬を投与することを決めて
書類にサインしたわけだから
ドラマと違って病院を訴えるとかそんな気持ちは全くない。

ただ、
「医は科学」
「医学は人の犠牲の上に成り立っている。」
「訴えたいなら科学を訴えろ。救えなかったのは現代の科学だ」
「科学は死に意味がある。死こそ希望」

なんて言葉が矢継ぎ早にズシーン、ズシーンと心にのしかかり、
最後は見ているのが辛くなりました。


母は自分の意思で自分の体を病気の解明のために捧げたわけだし
治せない病気だったから母が助からなかったのは仕方ないけど
母が自分の体を提供したことを、

『科学の進歩のための「犠牲」』

とバッサリ言われちゃうと、家族としては
なんか気持ち的にすぱっと割り切れないものがあるなぁ。
やっぱり残された者の悲しみはいつまでも消えないしね…。

(話が違うとか、訴えるとか言う気は全くないけれど)
まさしく
「医学の進歩に犠牲はつきものとみんな思っているけれど
 自分の家族が犠牲の対象となった途端に話が違うと言いだすんだ!」 
と言った古美門の言うとおりだわ!と、しみじみ思ったのでした。


大好きなリーガルハイだけど、
このSPはワタシにゃ辛すぎてもう見れないな。

ま、いちおうDVDには焼いて残しておくけどね。

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コメント 2

アスカ

私はリーガルハイを見たことないのだけど…
そのセリフは重く圧し掛かるね。
私も父が亡くなってすぐ「お葬式」って映画を地上波でやってたけど、見られなかったなぁ。
今の自分の状況と似てて、自分の思いと重ね合わせてしまうと辛くなるよね。
特に身近な人の死という受け入れがたい出来事だとね。
でもお母様は犠牲なんかじゃないよ!
ご自分のお体を病理解剖に提供されるなんて、尊敬します。
素敵なお母様だね!

by アスカ (2014-12-07 23:46) 

かぷりこチョコ

えぇ。ガッツリやられました(苦笑)

母を褒めてくれてありがとう。
きっと母も喜んでるよん。
by かぷりこチョコ (2014-12-08 23:25) 

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