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舞台:PLUTOを観に行ってみた<ネタバレ> [映画・舞台]

<少しネタバレがありますので、読みたくない方はスルーしてください>


永作博美ファンのダンナがチケットを取っていたらしく、
2人で舞台:PLUTOを観てきました。

原作は漫画家:浦沢直樹さんのの漫画。
主演は森山未來くん。
脇を固めるのは永作博美さん、柄本明さん、松重豊さん、寺脇康文さんなどなど錚々たるメンバー。

今日のチケットは完売のようで当日券での立見が出ていました。

Pluto01.jpg

浦沢直樹さんのマンガは
20世紀少年やBILLY BATなどをモーニングで読んでいたのですが、
正直言うと話が複雑で、読んでいる途中でわからなくなってしまい
いつの間にか読むことからフェードアウトすること多数…。

そんな浦沢さん原作なので、あまり期待していなかったのですが
いい意味で期待を裏切られました。

まず役者さん。
この作品の主役は絶対に森山未來以外には務まりません!

彼が去年1年間、文化交流使としてイスラエルに行っていたことは知ってましたし
先日OAされていた「踊るアホウ」も見ていたのですが、
その彼のダンスや表現力の素晴らしさを目の当たりにしました!

脇を固める役者さんたちもさすが。
愛、もどかしさ、苦しみ、悲しさなど存分に伝わってきました。
永作さんは森山くん演じるアトムの妹(ウラン)役と、
寺脇さん演じるゲジヒトの妻(ヘレナ)の2役だったのですが、
同じ人が演じているとは思えない程。

そして何よりもすごいのが
黒子ならぬ白子(しろこって言うのか?)のダンサーのみなさん。
ダンスもすばらしいのですが、
この方たちが舞台装置の重要な役割を担っています。

UPした写真の右下に、マンガのコマ割りを表したような白い枠がありますよね?
Pluto201.png ←これです

舞台上にこの白い枠を1つずつバラバラにした形の
白いピースがいくつも登場するのですが
このピースが本当にいろいろな形に変化するのです。

あるときは一つずつバラバラに配置され、
各ピースにプロジェクションマッピングで浦沢さんのマンガが映し出されたり。
重ねられてその上に役者さんが乗ったと思ったら
今度は違う形に重ねられてお墓に見立てられたり。

この白いピースを動かすのが、白子(しろこ)のダンサーさん達です。
次はどの形にするのか覚えるのはもちろんのこと、
パーツを配置する位置までしっかり把握しておかないと
映像が投影できなくなってしまう。
見ていて驚く程、彼らの動きは本当にスバラしかったです。

正直言ってお話はやはり難しいと思うのですが、
こんな難しい作品を、新しい手法も取り入れつつ
あれだけの素晴らしい舞台に仕上げた
役者さん、スタッフのみなさんに脱帽です。

間違いなく今まで見た中で一番素晴らしい舞台でした!
機会があればぜひ見てみてください。
オススメです!

おまけ
個人的にはカーテンコールでの森山くんのお辞儀が気になっちゃった。
お辞儀というより前屈しているように見えちゃったもので…。
まぁ彼の照れかな?とは思いますが。

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